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EBP実施・普及ツールキット日本語版の書籍版の案内及びPDF公開につきまして
アメリカ連邦保健省薬物依存精神保健サービス部(SAMHSA)では、科学的根拠に基づく実践プログラム(EBP;Evidence-Based Practices)の実施・普及を進めるために、EBP実施・普及ツールキットの発行をしており、日本精神障害者リハビリテーション学会は、SAMHSAの承認を得て、他の関係団体と協力しながら、その最終草稿に基づいて4プログラムのEBP実施・普及ツールキット日本語版を2009年に出版いたしました。
精神障害をもつ人たちに対する科学的根拠に基づく実践プログラム(EBP)は、家族心理教育や包括型地域生活支援プログラムACTなど、薬物療法に匹敵する効果を示しています。しかし、その一方で、ニーズを持つ僅かの人たちにしかそのプログラムが適用されていないことが知られています。これは、薬物療法が医師個人の判断で使用できるのに対して、EBPは多くの場合、病院や地域ケア体制などのシステムを変更しなければ取り組めない特徴があるためと考えられています。
アメリカでは、EBPに基づく心理社会的介入プログラムの実施を容易にするためのツールキットが開発されています。それを全国的に普及するための取り組みが、連邦政府SAMHSAのEBP 実施・普及ツールキットプロジェクトなのです。
- 第1巻(EBPツールキット総論)
- 第2巻(ACT・包括型地域生活支援プログラム)
- 第3巻(FPE・家族心理教育)
- 第4巻(IPS・援助付き雇用)
- 第5巻(IMR・疾病管理とリカバリー)
日本精神障害者リハビリテーション学会は、精神保健福祉に関わる多くの関係者が、これらプログラムのツールキット日本語版を活用してEBPの実施・普及を進め、そしてニーズのある多くの精神障害をもつ皆さんがこれらEBPプログラムを活用し、自らの望むより良い地域生活を営めるようになることを心から願っています。
書籍版について
書籍版の入手については、NPO法人 地域精神保健福祉機構コンボ内の「書籍・DVD」コーナーをご覧ください。
https://www.comhbo.net/
PDF版について
PDF版のダウンロードは会員限定となります。会員の皆様はこちらのページからダウンロード可能です。
皆様方の生活・臨床・研究にご活用いただければ幸いです。